2016年08月25日

生シイタケ密封

酸素遮断で変色防ぐ…研究発表

 収穫した生シイタケを出荷する際、包装する袋や段ボール箱を密封して
酸素を遮断することで変色しにくくなるとする研究結果を、
岐阜県森林研究所(美濃市)が発表した。

 県内の生シイタケ生産量(2014年)は約1800トン、
出荷額は20億円に上るが、商品価値の向上による差別化が期待される。

 シイタケは鮮度が落ちると、ヒダの部分や切り口が茶色に変色する。
同研究所が生産者や市場関係者に行った聞き取り調査では、
変色の原因を突き止めてほしいという要望が多く、2013年から研究を進めていた。

 これまでは、多量の水分の付着が変色の原因と考えられており、
内部に水がたまらないよう、通気性に優れた袋で出荷されることが多かった。
しかし、同研究所はシイタケに含まれる酵素の働きに注目。
酸素に触れると褐色の色素を生み出すことを突き止めた。
袋を密封して酸素を遮断する実験を行った結果、
3日目の時点で、密封されていない袋のシイタケは切り口が変色したのに対し、
密封した方は変色していなかった。

 また、シイタケは、袋詰めしたものを段ボール箱に入れて出荷するのが一般的なため、
段ボール箱ごと密封する手法も実験。その結果、16日たっても変色しなかったという。
研究成果を受け、飛騨地方でシイタケを共同出荷する組合は、
通気性の低い袋で出荷する実証実験を今季から始める。
段ボール箱を袋詰めする機械はないので、今後の検討課題という。

 同研究所の上辻久敏専門研究員は「変色を抑えられれば、商品価値の向上も期待できる」と話す。
一方、密封によるコスト増や臭気がこもることも懸念されることから、
岐阜大などと共同でさらに研究を進める。

The Yomiuri Shimbun



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中国漁業資源が枯渇?

「乱獲で、東シナ海に魚はもういない」=農業部


 乱獲と環境汚染で中国領海の漁業資源が枯渇の危機に陥っている。
中国国営メディアの中央人民ラジオ放送局傘下ニュースサイト「央広網」(14日付)で、
中国農業部が「東海(東シナ海)には捕獲できる魚は、もういないというのはすでに事実だ。
他の領海も同じような状況がみられる」との見解を示したと報道した。

 また農業部によると、中国政府が管轄する領海での捕獲可能量は800万から900万トンだが、
実際の年間捕獲量は1300万トン。これは深刻な乱獲実態を浮き彫りにしている。
農業部は乱獲が中国漁業を持続不可能に陥らせた主因だとした。

 ブルームバーグによると、2015年中国の食用魚介類消費量は世界全体の35%を占めた。
中国は今や世界最大の魚介類消費国と輸出国になった。
1979年から2013年まで、漁船が5万5225隻から69万4905隻に、
漁業者は225万人から1400万人に急増した。
現在、中国漁業は国内総生産(GDP)の3%を占め、年間約2600億ドル(約26兆円)
を中国経済に貢献している。

 生態系や環境に配慮せず利益を追及した結果、漁業資源の激減が深刻化している。
農業部によると、国内食用淡水魚の60%を供給してきた長江では、
今まであった370種類の魚のうち、約170種類が絶滅に瀕しているという。

 ブルームバーグはこの危機的な状況に漁業者と中国政府が責任を負わなければならないと批判した。
「2013年だけでも、中国政府は65億ドル(約6500億円)規模の資金を漁業補助金に充て、
漁民に対して公海、および他の国の排他的経済水域で捕獲するよう奨励した。
中国人民解放軍はその方針を指示し、
漁民たちにグローバル・ポジショニング・システム(GPS)機器を提供している」と指摘した。
今後の中国政府の目標は、南シナ海における
「歴史的な捕獲権利」を強化することだとの見解を示した。

 漁業資源や他の天然資源の獲得をめぐって、
中国漁船が今後も頻繁に日本、韓国や他の東南アジア諸国の領海に侵入することよって
地域間の緊張が高まることが予想される。

(翻訳編集・張哲)









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2016年08月24日

命懸けの抗議

民族弾圧訴えた五輪銀メダリスト−エチオピア

リオデジャネイロ五輪の男子マラソンで、
出身民族を弾圧する母国エチオピアの政府への抗議を表現したポーズを掲げながら
2位でゴールしたフェイサ・リレサ選手(26)に対し、世界中で共感が広がっている。

銀メダリストの英雄も、祖国に帰れば「殺されるか、投獄されるかもしれない」と恐れ、
凱旋(がいせん)帰国もままならない。

他国への亡命を検討するリレサ選手の支援を呼び掛けるインターネットのサイトには、
23日正午(日本時間)時点で約7万7000ドル(約770万円)の資金が集まり、
今も増え続けている。



エチオピアでは昨年来、最大民族オロモ人が伝統的に支配するオロミア州で、
政府が土地収用を発表したのを契機に抗議行動が激化。

人権団体の推計では、平和的なデモにもかかわらず、
これまでに市民500人以上が治安部隊に殺害されたとされる。

自身もオロモ人のリレサ選手は21日のレース後、
「エチオピア政府は私の民族を殺している。親族も投獄された。
私はどこにいようと、抗議を支持している」などと訴えていた。

 リレサ選手がゴールで掲げたのは、頭上で両手を交差するバツ印。
オロミア州などでの抗議の際にデモ隊が示すしぐさだという。

この行動には「五輪での政治的、民族的な宣伝活動の禁止」を定めた五輪憲章50条に反すると
批判もある一方、「声なき人々にとって誇り」「類いまれな勇敢な行為」とたたえる声も上がった。

 リレサ選手と家族を窮状から救おうと、共感した支援者がネットで不特定多数から
資金を募る「クラウドファンディング」のサイトを開設。
当初目指した1万ドル(約100万円)はわずか1時間で到達し、
その後引き上げた目標額2万5000ドル(約250万円)も数時間で達成した。

 エチオピアの政府報道官は22日、
「五輪で政治的な立場を示すのはあり得ないことだが、帰国すれば歓迎を受けるだろう」と述べ、
リレサ選手に危害が加わることはないと強調した。
ただ、エチオピア政府は、オロモ人のデモ鎮圧への批判は許さない。
英BBC放送によれば、
エチオピアの国営メディアはリレサ選手がゴールした際の写真は報じていないという。

 (時事)







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